ワクチン接種
新型コロナワクチンの接種を終えた。
区の高齢者(65歳以上)枠で接種券が届いたのは5月初め頃。受付開始日にネットで予約したものの、1回目は6月下旬、2回目は7月初旬(1回目と2回目は3週間の間隔が必須)…と丸2ヶ月がかり。その間にはコロナ禍も少しは収まっているだろうかと期待したが、蔓延防止措置や緊急事態宣言が続く状況は相変わらず。
指定された接種場所(医師会のビル)に指定時間通り出向くと、簡単な手続と問診をしたあと「はい、ちょっと痛いですよ」と腕に注射され、ものの数分で接種終了。そのあと(副反応が出ることもあるので様子見のため)15分間じっとしている必要があるとかで別室で待機。
数メートル間隔に椅子が置かれた部屋で接種が終わった人たちと並んでボーッと待っていると、「もしかしたらタヌキか何かに騙されているのでは?」というような怪しい想像が頭の中に涌いてくる(笑。これもワクチンの副反応のひとつだろうか。
ワクチン自体は特に「打ちたい」とも「打ちたくない」とも思わなかったし、そもそも今回の新型ウィルス自体にリアルな恐怖を感じたことが一度も無い。ただ、感染者の増減に反応して次々と繰り出される正気を失った罰ゲームのような政策(…とそれによる生活・文化・経済の破壊)がひたすら心身を蝕み続けている。
無観客の東京オリンピックは、そんな災禍を記憶する(…映画「シン・ゴジラ」のラストで凍結されたゴジラが東京駅前にそそり立っているような)異形のモニュメントということになるのだろう。