真夏のドイツロマン
曲目は…若きシューベルトのイ短調のピアノソナタ(第4番)、葬送行進曲付きのショパンの変ロ短調のソナタ、そしてシューマン流ピアニズムが全開の全8曲からなるクライスレリアーナ。
馥郁たるドイツロマンの香り漂う世界の向こうの透明な叙情。そこに交叉するショパンの哀感とシューマンの諧謔。真夏に冷房の効いたホールで聴くピアノの涼やかな歌。
…という夢の世界に水を差すのがマスク。もうすっかり慣れて顔の一部になった新世代人類もいるのかも知れないが、旧世代の一人としては…鼻と口を塞がれて音楽を聴くのは(目と耳を塞がれるよりはマシにしても)まだつらい。
普通に人と会って話が出来、音楽が聴け、自由に旅し、お酒が飲める日はいつ来るのだろう。
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