取材
タワーレコード「イントキシケイト」誌の取材を受ける。聴き手は小室敬幸さん。
それにしても私が最初の交響曲を書いた三十代半ば頃、まさか自分が作曲家として70歳近くまで生き延びるなんて1㍉も想像していなかった。いや、そもそもクラシック音楽とかオーケストラとか交響曲が21世紀にもなってまだ生き残って居るなんて、これはもう100%絶対あり合えないと思っていた。
しかし、現実は全て大はずれだ。なので私には(過去を愚痴るのは許して貰うとして)未来を語る資格はない。
人生にしろ世界にしろ音楽にしろ、未来は全く以て何も誰にも分からない。
だから若者たちよ。楽観するのも悲観するのも無駄だ。
とにかく生きたいように生きたまえ。