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2023年8月

2023年8月27日 (日)

LEO箏リサイタル

230827 浜離宮朝日ホールにLEO箏リサイタルを聴きに行く。

彼は吉村七重サンから「弟子のひとりにヘンな子が居る」と昔から話に聞いていた人。邦楽の人は絶対的に持っていない若い世代特有のビート感(西洋的リズム感)とMaj7を美しく奏でられる音感(ピアノ的モード感)を持っている。

ただし、これは邦楽からすると本来NGな要素で、「音が平均律で音楽がすべて4拍子になってしまう」というのはもっとも邦楽らしくなく忌み嫌われる点。伝統的な家元に弟子入りでもしようものなら徹底的に叩き直され修正されただろうが、沢井一恵さんや吉村七重さんの元で(いいんじゃない、それはそれで…とでも言われたのだろうか)最大の弱点を最大の長所としてすくすくと育ったようだ。

結果、私や坂本龍一氏の影響を隠さないモード感の音楽から、若い世代の作曲家との共同作業で生み出すミニマルミュージックやエレクトリックなビートの音楽、そして遊び心に満ちた現代音楽風サウンドまで、「箏」という楽器に時代を生き抜く(そして生き延びる)強力な翼を付加させた功績は大きい。

今は「こんなことも出来る」という豊かな可能性を披露する段階だが、やがて生涯にわたって共同制作が出来る強力なバディ(相棒)を得たとき、大きな作品が開花する予感がする。

2023年8月23日 (水)

慶應義塾高校 in 甲子園

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数ヶ月ぶりにテレビを付けて母校:慶應義塾高校(1971年卒業)の甲子園決勝を見る。まだ「普通部」と呼ばれていた頃から107年(1916年/大正5年!)ぶりの高校野球全国大会優勝というから、もはや天変地異のレベルである(笑)

私もそもそも「作曲を極めようと思って」慶應に入った変人の仲間なので人の事は言えないが、プロ野球が一般的になる前(1903年/明治36年。慶早戦)から野球をたしなみ、クラシック音楽が日本に定着する前(1901年/明治34年。ワグネルソサイエティ)からオーケストラや合唱をやっていたりと、慶應は日本のアマチュア文化の総本山。「遊びをせんとや生まれけむ」を地で行く「本気の道楽」こそが校風(のような気がする)。ひとまず「おめでとう」。次の優勝は22世紀だ!

2023年8月 7日 (月)

夏の空

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