仁和寺の紺紙金泥曼荼羅が特別公開されていると聞いてふらっと京都へ。
曼荼羅を見たあと、紅葉を求めて神護寺・永観堂などあちこちを回る。見頃は来週・再来週あたりとのことだが、ところどころに美しい色彩がグラデーションを描いていてなかなかの風情。まだ幾分観光客も少なめで静かな京都を堪能する。
8日夜の皆既月食は先斗町で酒を飲みながら。
月下独酌
花間一壺の酒・・・
大阪でのコンサートの前後に、猛暑を逃れて京都・貴船へ。
上高地…と言われたら信じてしまいそうになる町田のとある公園の小さな池。
こういう景色を見ると思わず「♪ひょっこりひょうたん島〜」と(心の中で)歌い出す世代。
突然思い立って32年ぶりにお伊勢参り。
高校の頃、日本史の先生が「超」の付く古代史マニアで、先史時代から飛鳥・奈良時代に寄せる持論をずいぶん聞かされた。その影響で大学の頃まではちょくちょく行っていたのだが…それ以来だから、50年ぶりくらいだろうか。
なんとか天皇陵と呼ばれているものも「宮内庁がそう言っているだけ」と全く信じていなかった先生は、戦争が終わったとき「これで天皇陵を発掘できる!」と狂喜乱舞したそうだが、それは叶わず。「戦争に負けても開けられないのか!」と(戦争で負けたことより)悔しがっていたのを思い出す。
確かに、この地域この時代のものは石舞台にしろ酒船石にしろ前方後円墳にしろ(存在は誰でも知っているものの)「それが何なのか本当の処はよく分からない」ものばかり。墳墓の中をちゃんと発掘調査したら日本史も世界史も変わりそうな代物がゴロゴロしている筈だが、誰も手を出せない不思議な異空間でもある。
それにしても奈良は鹿が多い。