池
上高地…と言われたら信じてしまいそうになる町田のとある公園の小さな池。
上高地…と言われたら信じてしまいそうになる町田のとある公園の小さな池。
こういう景色を見ると思わず「♪ひょっこりひょうたん島〜」と(心の中で)歌い出す世代。
突然思い立って32年ぶりにお伊勢参り。
高校の頃、日本史の先生が「超」の付く古代史マニアで、先史時代から飛鳥・奈良時代に寄せる持論をずいぶん聞かされた。その影響で大学の頃まではちょくちょく行っていたのだが…それ以来だから、50年ぶりくらいだろうか。
なんとか天皇陵と呼ばれているものも「宮内庁がそう言っているだけ」と全く信じていなかった先生は、戦争が終わったとき「これで天皇陵を発掘できる!」と狂喜乱舞したそうだが、それは叶わず。「戦争に負けても開けられないのか!」と(戦争で負けたことより)悔しがっていたのを思い出す。
確かに、この地域この時代のものは石舞台にしろ酒船石にしろ前方後円墳にしろ(存在は誰でも知っているものの)「それが何なのか本当の処はよく分からない」ものばかり。墳墓の中をちゃんと発掘調査したら日本史も世界史も変わりそうな代物がゴロゴロしている筈だが、誰も手を出せない不思議な異空間でもある。
それにしても奈良は鹿が多い。
大阪でのコンサートのあと、一年ぶりに京都に寄り、松竹梅(と椿)の饗宴に心癒される。
所沢の角川武蔵野ミュージアムグランドギャラリーで開かれている〈浮世絵劇場〉を見に行く。
建物内の広い空間にプロジェクションマッピングで…風景・桜・海・花・扇・書…などをテーマにした様々な浮世絵が色鮮やかに映し出される全12幕30分ほどの映像と音楽の饗宴。
フランスのアーティスト集団(ダニーローズ・スタジオ)制作ということで、「日本」というより「ジャポニズム」の世界。葛飾北斎とドビュッシーの音楽が組み合わされた「海」のシーンが印象的だが、私の〈白い風景〉〈天使はまどろみながら〉〈地球にて〉もなぜか使われていて、現代的で古風な異世界「不思議な国ニッポン」を味わえる。公開は4月10日まで。
同じ敷地内には、若手美術家たちの作品の展示のほか、二階建て空間をびっしり埋め尽くす蔵書狂(ビブリオマニア)垂涎の書の回廊や、マンガとラノベ(ライトノベル)に限定したマニアックな図書室など、ユニークな知と文字の空間が仕込んであって楽しい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |