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  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
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  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

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書籍・雑誌

2012年9月11日 (火)

匠の履歴書

Keymag キイボードマガジン10月号の《匠の履歴書》コーナーにインタビュー記事掲載。

 音楽の話、大河ドラマの話、コンピュータの話から、自薦CD10枚、仕事場(機材やその配置)の紹介までいろいろ。(今の仕事場でこの配置の写真は、もしかしたらこれが最後になるかも)

 作曲家になりたい若い人にアドバイスを、と言われて曰く・・・
 ちゃんと先生について、基礎からきちんと学び、良い音楽を聞き、良い楽器で耳を育て、きちんと人付き合いもして、出来れば海外に出て見聞を広め、いい家庭を持って、しっかりお金が入る仕事をこなし、それで生計を立ててること・・・

 ・・・でも私は、全部(そりゃあ、もう何ひとつ!)やりませんでしたけどね・(^_^;)b。

 追記 ※危険ですので絶対に真似しないで下さい。m(__)m

Keymag1209

2012年9月 7日 (金)

別冊プログレ

Kadokawapr 別冊カドカワ〈総力特集プログレッシヴロック〉にインタビュー記事掲載。
 プログレッシヴロックが日本人に愛される理由・・・という視点でタルカスや雅楽や平清盛の音楽について語る。(永野護、荒井英治、錦織健、宮川彬良氏らのインタビュー記事のほか、「なぜ日本人はプログレが好きなのか?」の座談会などもあり)

 現在、日本は(オケ版タルカスのせいも少しあるのか)プログレのリバイバルで湧いている(らしい)。でも、2年前、私がオーケストラ版タルカスを発表するコンサート(2010年3月)を企画した時は、初動でチケットが100枚!しか売れず、3年で3回やるシリーズの処が2回以降は消し飛んでしまったほど。プログレ熱など微塵もなかった。

 クラシック音楽界はもちろん反応ゼロ&完全無視だったし、身近な関係者も「タスカスって何?」「それをオーケストラでやるのにどういう意味があるんですか?」というレベルで理解者は皆無。本当は3回シリーズの最後の回に大トリでやるつもりだったのだが(その時は…ピンクフロイドの「原子心母」、イエスの「シベリアン・カートゥル」、アンコールに「ナット・ロッカー」!というプログラムを考えていた)、今やらなかったら機会は永遠に無いかも知れない…という危機感と虫の知らせで、相当な無理をして「タルカス」だけを初回に突っ込んだ。

 結果、初演は口コミで隠れプログレファンが全国から集まってくれ、キース・エマーソンのメッセージが届いたりCD化されたり(あちこちから「実は私もプログレのファンなんです」とカミングアウトしてくる人たちに出会ったりして)大成功に終わり、現在に繋がるわけなのだが・・・本当に精根尽き果てたという感じだった。
 あの時、無理して強行しなかったら、おそらくオケ版タルカスは永久に幻となり、当然ながら大河ドラマで流れることもなく、プログレのリバイバルもなかったかも知れない…と思うと苦い記憶と共に複雑な感慨が頭をよぎる。

 どんな音楽も、天から自然に降ってくるわけではない。みんな(一見遊んでいるだけに見えながら)実は命がけで作っているわけなのだ。涙を笑顔で隠して。なンてね・・・