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    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

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コンサート、放送

2023年8月27日 (日)

LEO箏リサイタル

230827 浜離宮朝日ホールにLEO箏リサイタルを聴きに行く。

彼は吉村七重サンから「弟子のひとりにヘンな子が居る」と昔から話に聞いていた人。邦楽の人は絶対的に持っていない若い世代特有のビート感(西洋的リズム感)とMaj7を美しく奏でられる音感(ピアノ的モード感)を持っている。

ただし、これは邦楽からすると本来NGな要素で、「音が平均律で音楽がすべて4拍子になってしまう」というのはもっとも邦楽らしくなく忌み嫌われる点。伝統的な家元に弟子入りでもしようものなら徹底的に叩き直され修正されただろうが、沢井一恵さんや吉村七重さんの元で(いいんじゃない、それはそれで…とでも言われたのだろうか)最大の弱点を最大の長所としてすくすくと育ったようだ。

結果、私や坂本龍一氏の影響を隠さないモード感の音楽から、若い世代の作曲家との共同作業で生み出すミニマルミュージックやエレクトリックなビートの音楽、そして遊び心に満ちた現代音楽風サウンドまで、「箏」という楽器に時代を生き抜く(そして生き延びる)強力な翼を付加させた功績は大きい。

今は「こんなことも出来る」という豊かな可能性を披露する段階だが、やがて生涯にわたって共同制作が出来る強力なバディ(相棒)を得たとき、大きな作品が開花する予感がする。

2023年7月 6日 (木)

お知らせ:クラシックTV 再放送

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昨年10月に放送された「クラシックTV」(NHK Eテレ)…クラシックとビートルズの回…が再放送されます。

・7月13日(木)09:00・7月17日再放送。

2023年7月 3日 (月)

お知らせ:交響曲第5番

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読響プレミアでの交響曲第5番上演が決まりました。

2023年6月25日 (日)

浜離宮のシューベルト

20230625 浜離宮ホールに田部京子ピアノリサイタルを聴きに行く。

2003年から続く同ホールでのリサイタル・シリーズはもう20年目。初回の時は演出の相談を受けて、演奏の前後にシューベルトの手紙を朗読したりしたことを思い出した。「アヴェ・マリア」の編曲も確かその頃のもの。

今回はベーゼンドルファでの「幻想ソナタ」が中心のプログラム。聴きなじんだスタインウェイの響きとは違って中低音が良く鳴る独特の響き。繊細なタッチは相変わらずなのだが引き出される響きが柔らかくて心地よさに包まれる。

・・・帰り久しぶりに銀座を歩き、人の多さに圧倒される。かつての「日常」が戻ってきた感慨と同時に、失われた日常(無くなってしまった馴染みの店)への悲哀も少し。

2023年6月16日 (金)

大阪の第3番

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関西フィル定期での交響曲第3番上演に立ち会う。

前半、ファジル・サイのヴァイオリン協奏曲〈ハーレムの千一夜〉(vn:服部百音)は不思議なアラビアンナイトの異空間に聴き手を誘い、後半は45分ノンストップの怒濤の東洋シンフォニックロックの世界。
ゲネプロで原田マエストロに「もう好きにやって!」と言ったところ本当に(文字通り)「好きにやって」くれて(笑)会場は熱狂の渦に。

異界で行われたお祭りのような一夜だった。

2023年6月14日 (水)

お知らせ:大阪の第3番

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16日(金)関西フィル定期@シンフォニーホール。乞うご期待。

2023年6月 9日 (金)

第3番 de デビュー

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東京シティフィル定期(東京オペラシティ)で交響曲第3番演奏。

今回、この曲を献呈した藤岡幸夫氏が体調不良で一週間ほど入院治療が必要とのことで残念ながら降板。前半シベリウスとグリーグは常任指揮者の高関健氏、後半第3番は初日リハーサルから下振りを務めた指揮研究員の山上紘生氏が担当することに。

まだ27歳の指揮研究員の若者がいきなり定期演奏会のトリで交響曲(しかも古典でなく現代モノ)を振ってデビューというのもちょっとない出来事だが、オーケストラの熱いバックアップと先輩指揮者のフォローそして聴衆の温かい眼差しもあって凄い演奏会になった。

新しく生まれた未来に幸あれ。ただし…ヨシマツの交響曲を振ってデビュー…というのが吉と出るか凶と出るかは定かでない(笑)

2023年5月10日 (水)

お知らせ:シューベルト/ピアノ協奏曲

05月13日(土)08:30「エンター・ザ・ミュージック」@BSテレ東…でシューベルトのピアノ協奏曲(ピアノソナタ第21番変ロ長調のピアノとオーケストラ用の演奏バージョン)が放送されます。01_20230510160301

2023年4月25日 (火)

お知らせ:走れ,言葉よ!

Img_6011 4月29日(土)19:20~NHKFM「クラシックの迷宮」で拙作〈走れ、言葉よ!〉が放送されるそうです。

この曲は、1987年5月イタリア賞参加作品として制作されたもので、詩人:吉増剛造による詩の朗読とピアノ/電子音/オーケストラのために書かれた7つのPART(1.走れ言葉よ、2.素顔、3.河の女神の歌Ⅰ、4.間奏曲、5.空を包装する、6.河の女神の歌Ⅱ、7.飛船)からなる36分ほどの作品。

同年9月にFMで放送されたものの(賞を逸したこともあって)実演も再放送もCD化もされず遺棄された文字通り「幻の作品」(笑)です。

2023年4月22日 (土)

交響曲第6番 in YOKOHAMA

Img_3554_20230421110401 交響曲第6番〈鳥と天使たち〉@横浜みなとみらいホール。演奏は原田慶太楼指揮日本フィル。

日本フィルは、1981年〈朱鷺によせる哀歌〉を山田一雄指揮で初演してもらい作曲家として本格的デビューさせてもらった縁の深いオーケストラ。その後1986年に「日本フィルシリーズ」の委嘱をもらって〈鳥たちの時代〉を作曲し、生涯にわたる《鳥のシリーズ》が始まった。今回、42年の時空を超えた最後の「鳥」?を聴きながら色々な感慨が心をよぎる。

P.S…マエストロ原田の「一人で勝手にヨシマツ交響曲チクルス」次回は6月16日(金)関西フィルで〈交響曲第3番〉。6月9日(金)はこの曲を献呈したマエストロ藤岡による本家第3番@東京シティフィル。(ちなみに本日4月22日、関西では〈サイバーバード協奏曲〉…ダイバースアンサンブル@キセラ川西…も)

余談ながら、気がついたらこのBLOGのカウンターが300万を超えていた。長年のご愛顧に感謝。

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