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仕事&音楽

2024年1月24日 (水)

特別企画講座「音楽とは何か?」

A0title 富山の桐朋学園大学院大学特別企画講座に出向き「音楽とは何か」を語る。

音楽と言えば「リズム・メロディ・ハーモニー」だが、そもそもその3つがどうやって人間の文化に組み込まれ「音楽」となって行ったのか。
数十億年前の原始の海にプカプカ漂う原生生物の時代から・耳が出来・陸上に上がり・二足歩行を始め…やがてリズムを叩き始め・歌い始め・音楽文化を花開かせる数百万年の歴史を俯瞰する自前の「SF(少し・不思議な)」音楽論。

そのうち本にでもしようかと思いつつ挫折したままほったらかしになっていたモノだが、サテ、死ぬまでの暇つぶしに書き起こしてみようかどうしようか…。

ちなみに、今回の話は、ここで教授を勤めている田部京子さんから「何か学生相手に音楽について話してくださいませんか(富山はお魚もお酒も美味しいですし)」と言われ、ふらっと行く気になってしまったのがきっかけだが、なにしろ独学の身なので音楽大学で講義をするなどというのは今回が初めて。一応、(一回限りの)特別招聘教授という扱いだったのだが、肩書きなど貰ったのは中学校の時の学級委員長以来(笑)

2023年12月28日 (木)

メサイア・ファンタジー

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監修を担当したNHKニューイヤーオペラコンサート「メサイア・ファンタジー」のリハーサルに立ち会う。

編曲/オーケストレイション:上田素生。
バリトン:大西宇宙、沼尻竜典指揮東京フィル、合唱(新国立劇場合唱団/二期会合唱団/びわ湖ホール声楽アンサンブル/藤原歌劇場合唱部)。

放送は2024年1月3日(水)19時から@NHK Eテレ。

2023年11月 7日 (火)

NHKクラシック対談

Img_6550 NHKFM特集「今日は一日 NHK Classic 三昧」という番組用に若手音楽家:江崎文武氏と対談。過去40年間ほどの体験談(FM黎明期の話・大河ドラマや電子音楽スタジオ・番組MCなどの裏話)から未来の展望まで。

放送は11月23日(祝木)12:15〜21:15。対談パートは後半夜の部の「未来のNHKクラシック」で19:20頃から45分ほどの予定。

2023年9月27日 (水)

交響曲第5番の夜

Scoreno5_20230928091701 読響プレミアの公開収録(東京オペラシティ)で交響曲第5番の演奏に立ち会う。演奏は原田慶太楼指揮読売日本交響楽団。

私が14歳の時に作曲家を志したのは、父親が持ってきた「運命」のスコア→がきっかけだ。そのせいで「ジャジャジャジャーンで始まりハ長調のトニカで終わる交響曲」を書く…というのが終生の夢になった。

2001年にその夢を叶えた時、父親は癌の闘病中。初演は車椅子で聴きに来てくれたが体力が落ちていたので、「やかましい曲だな」と言っただけだった。そのあとイギリスで録音し、「父親に捧ぐ」と解説に書いた…と言うと「いいのか?そんなこと書いて」と戸惑いながら喜んでくれたが、翌年CDを聞くことは叶わないまま亡くなってしまった。

父の葬儀のあと書斎に有るゲーテのデスマスク(曾祖父がドイツ留学した時に手に入れたものらしい)を見ていたら、ゲーテがベートーヴェンの第5を聞いたとき「やかましい曲だな。天井が落ちてきそうだ」と言ったという話を思い出した。音楽を巡って色々なものが収束してゆく不思議な縁を感じ続けている。

Img_6421ちなみに、この曲は「運命」と同時に「ファウスト」仕立てでもあり、突然現れて人生を変えてしまう悪魔(メフィストフェレス)と喪失した物(グレーチェン)がテーマ。

父親が持ってきた運命のスコアが最初の「悪魔」だが、その後突然現れて私のオーケストラ全曲を演奏し録音し始めたフジオカ氏が次の「悪魔」。そして今、第三の悪魔ハラダ氏が「交響曲を全部演奏する」と言い出してコンプリートしつつある。

人生いろいろ。「運命」もいろいろ。Verweile doch, du bist so schön!

余談ながら、1994年にサイバーバード協奏曲を初演して貰ったのもこの番組(当時は「読響オーケストラハウス)。あれから30年ほど経つ。

2023年6月 6日 (火)

リハーサル

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東京シティフィルで交響曲第3番のリハーサル始まる。

初日はパートのチェックを含めて指揮研究員の山上紘生氏が下振りをしてくれたのだが、彼はなんと3月の古希コンサートの同じ日にアマオケで「タルカス」を振っていたヒト。わずか3ヶ月の間にタルカスと第3番を降ることになるとは…凄い指揮キャリアである。

本番は6月9日(金)東京オペラシティ。

2023年6月 1日 (木)

6月の第3番

Cd_20230601080201今月は交響曲第3番の当たり月。東京と大阪とCD…しかも献呈者である藤岡幸夫氏と新世代のマエストロ原田慶太楼氏の競演。今年は「没後50年」か何かなのだろうか?

6月9日(金)藤岡幸夫指揮東京シティフィル@東京オペラシティ。

6月16日(金)原田慶太楼指揮関西フィル@シンフォニーホール(大阪)。

6月21日(水)CD交響曲第3番/タルカス@COCQ-85609。

2023年4月20日 (木)

第6番リハーサル

No6_20230414092601 交響曲第6番のリハーサルに立ち会う。

元々は室内オーケストラ編成で書かれた曲なのだが、昨年6月に新日本フィル(指揮:キンボー・イシイ)で弦を普通サイズにした通常編成版を披露して以来、そちらの方がデフォルトになる。

演奏は原田慶太楼指揮日本フィルハーモニー交響楽団。血気盛んな指揮者の「若さ」vs ポンコツ作曲者の「老い」のせめぎ合い(笑)が楽しみな…パストラル(田園風)トイ(おもちゃの)シンフォニー。

コンサートは4月22日(土)17:00日本フィル第386回横浜定期演奏会@横浜みなとみらいホール。
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2023年4月14日 (金)

セロの声

Cutaa ひさしぶりに楽譜を書いた。
…とは言っても、新しい曲ではなく昔の作品のチェロ版アレンジ。

色々な編成(ハーモニカ/ギター/ピアノ/弦楽四重奏ほか多数)で演奏されてきた曲だが、チェロは人の声に近いせいだろうか、人生の陰影を不思議な語り口で紡いでくれる気がする。

2023年4月 1日 (土)

対談&インタビュー

Img_5777 CD古希コンサート(仮)ブックレット用に原田慶太楼氏と対談&インタビュー。聴き手:小室敬幸氏。
交響曲第3番・タルカス・鳥のシンフォニア・鳥は静かに…それぞれの曲や演奏の裏話など。CDは2枚組で6月頃発売予定。

このあと今月22日には横浜(日本フィル横浜定期)で交響曲第6番。6月9日には藤岡幸夫指揮で第3番(東京シティフィル定期)、16日には関西フィルで第3番…と交響曲祭り進行中(笑

2023年3月 9日 (木)

リハーサル(とメモ)

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3.11/古希コンサートのリハーサル始まる。

メモ・・・・・

□鳥は静かに(1998)

コンサート冒頭は〈タルカス〉の作曲者キース・エマーソンの命日(2016/3/11)によせる追悼の一曲。
私の還暦コンサート(2013/3/18)に舞台上でHappy Birthday+Tarkusの即興演奏をしてくれた思い出に。

□鳥のシンフォニア(2009)

続くこの曲は、今まで録音が無かったので、今回のコンサートで「是非」とリクエストした一曲。
もともとは小中学生中心のジュニアオーケストラのために書いた作品で、古今の色々なオーケストラやビッグバンドジャズの響かせ方の「おいしい処」を集めた5つのオーケストラ練習曲(&青少年のための管弦楽入門)。
なので、聴く人が聴くと「ああ、ここはアレね」と分かってしまうことと、プロのオーケストラが普通に本気で演奏すると何となく「大人げない」感じがするので、「初々しい感じで、ちょっと辿々しく瑞々しく…」と注文したのだが、サテどうなるか(笑。
ちなみに、この曲の3年後に担当した大河ドラマ(平清盛)の音楽のルーツでもある。

□タルカス(2010)

究極の独りよがり&自己満足かつ超難産の末に生まれ落ちた作品なのだが、これはもう「生んで良かった」としみじみ思う一曲。
キース・エマーソン氏がEL&Pのためにこの曲を書いたのが20代後半。今聴いても「シンフォニックな」構成力の見事さに感心する。彼が生きていたら是非ともキイボードで共演して貰いたかった…と思わずにはいられない。(もうひとつ、実は今回、ロック好きな某オペラ歌手の方による「歌付き」のタルカスの案もあったのだが……残念ながら実現は叶わず)。
オリジナルEL&P版を聞き込んだシン・ロック世代のマエストロ・ハラダ版「タルカス」に乞うご期待。

□交響曲第3番(1998)

今回のコンサートのメインとなるこの曲は「第3番」というのがタイトル。(とは言え、確かに「英雄」…よりは、むしろ「運命」に近いのだが…)とにもかくにも「交響曲である」ということ(ソナタ形式のアレグロ・文字通りのスケルツォにアダージョ・祝祭的なフィナーレ)にこだわって(かなり力んで)書いている(笑。
目指したのは、繊細で神秘的な「日本」ではなく、ゴジラや黒澤明映画風の土俗的で呪術的な「日本」風の交響曲。実際(交響曲作家の大先輩である)松村禎三師風の御詠歌メロディや伊福部昭師風のタプカーラ(足を踏みならすアイヌ風舞踏)リズムなどが出て来る。
録音初演したときは指揮の藤岡幸夫氏に「七人の侍の菊千代(三船敏郎)みたいな感じ」と説明した記憶がある。野武士の一群が村に押し寄せるのを見つけ屋根の上で「来やがった、来やがった!」と踊りながら叫ぶ、あの感じなのだが、サテ今回は…。
ちなみに、全編手書きで書き上げたアナログ時代最後の交響曲でもある。

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