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  • ブラボー!オーケストラ
    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・03月12日/19日/26日
    ・04月02日/09日/16日

2017年4月10日 (月)

ピアノ協奏曲MemoFlora@ピアノリダクション版

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ピアノ協奏曲〈メモフローラ〉のピアノリダクション版ようやく仕上がる。(何度チェックしても細かい修正箇所が見つかり、ずいぶん時間がかかってしまった)

1. Flower
2. Petals
3. Bloom

□編成:独奏ピアノ+伴奏ピアノ
□A4横組/53ページ
□演奏時間:約32分
□CD:Chandos(オリジナルOrch版)
□ネット配信:iTunesStore,Naxosライブラリ

ASKS.orchより近日発売予定。

2017年3月27日 (月)

グリーグとラフマニノフ

GriegrafmaninovFM「ブラボー!オーケストラ」4月分2本の収録にNHK605スタジオへ。

4月9日(日)放送分は、グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調(p:小山実稚恵)指揮:小林研一郎(2017年2月4日第59回響の森クラシックシリーズより)を中心に、ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ほか。

4月16日(日)放送分は、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(p:松田華音)指揮:バッティストーニ(2017年3月13日第108回オペラシティ定期より)ほか。

Gr_2グリーグとラフマニノフは、共に希代のメロディメイカーにしてピアノの名手で傑作ピアノ協奏曲と数多くのピアノ名品を残しているという点で非常に似たタイプの作曲家。ただし、身長は対照的だ。グリーグは身長152cmとかなり小柄で手も小さく、性格は明るく温厚。愛妻家(声楽家の奥さんも小柄な人で、二人が並ぶとまるで妖精の夫婦のようだったそうだ)。

一方のラフマニノフは、アメリカに入国したときにプロボクサーと間違えられたというエピソードがあるほどの大男(身長は198cmという)。当然手も大きく、片手でピアノの1オクターヴ半の鍵盤を楽々押さえ自在に弾きこなしたという。しかし、その外観に似合わず性格は内向的で神経質&憂鬱気質。

と、見た目も性格も全く対照的な二人だが、この二人の音楽に共通する極めてナイーヴな感覚は、もしかしたらこの身体的コンプレックスに起因する処が大きかったのでは?と思うことがある。実は「才能がある」ことより、「何か人に言えない劣等感を持っている」ことの方が、大きな個性や生きる証として強く長く一生を左右することが多いからだ。

恵まれていることが天才の資質なのではない。むしろその逆に、恵まれていないことこそが天才を生む要因なのかも知れない…(と、そう思いながらコンプレックスの塊だった自分を奮起させていた昔をふと思い出す)。

2017年3月10日 (金)

春の名残のタルカス

TarkusFM「ブラボー!オーケストラ」3月分の残り2本の収録にNHK503スタジオへ。今回は、2016年度に放送した演奏の中から選んだ〈吉松隆セレクション2016〉

第1回は3月26日(日)放送分で、10代20代の若い演奏家にスポットを当てた回。時間の都合で抜粋になるが、成田達輝(メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲)、小林愛美(モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番)、岡本侑也(ドヴォルザーク:チェロ協奏曲)、神尾真由子(チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲)、牛田智大(ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲)、そして最後にバッティストーニ指揮で交響曲第5番〈運命〉を聴く。

第2回は4月2日(日)放送分で、コープランド:市民のためのファンファーレ(指揮:川瀬慶太楼)、ニーノ・ロータ:組曲「道」(同:バッティストーニ)、伊福部昭:SF交響ファンタジー第1番(岩村力)、キース・エマーソン「タルカス」(佐渡裕)、そしてアンダーソン:アイルランド組曲から「庭の千草」(尾高忠明)。いずれも演奏は東京フィル。

Keith004実は、今日3月10日は、キース・エマーソンの命日(ちょうど1年前の3.11に訃報を聞いた)。そこで、因縁の「タルカス」をメインに、冒頭にELPの演奏でヒットしたコープランドのファンファーレ、締めにイギリス民謡の「庭の千草(夏の名残のバラ)」を配し、密かに追悼と敬愛の意味を込めることに。

・・・ちなみに原曲の民謡は、夏の名残に一輪だけ残ったバラを自身に見立て、愛する人を失い老境を迎える寂しさをこう歌う。「すぐに私も後を追うだろう。心が枯れ、愛するものが消え去り、この荒れ果てた世で一人生きることなど私にはとても出来ないから…」。勇壮なタルカスに心躍らされつつも、寂しさに胸塞がれる思いがする。合掌。

2017年3月 3日 (金)

所沢のチャイコフスキー

BravooNHK605スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」3月放送分2本の収録。

今回は、2月17日に所沢のミューズ・マーキーホールで行われたこの番組の公開録音から、グリンカ「イワン・スサーニン」序曲、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(vn:辻彩菜)、交響曲第6番〈悲愴〉。

演奏は三ツ橋敬子指揮東京フィル。放送は、前半(序曲&協奏曲)第1回が3月12日、後半(交響曲)第2回が3月19日。

2017年2月17日 (金)

ピアノ協奏曲@ピアノスコア版

Samplemfa昨年よりモソモソとFinale化を進めていたピアノ協奏曲〈メモフローラ〉ピアノスコア版、ようやく全3楽章53ページの入力を完了。

1997年作だから、ちょうど20年前の作品。(それまで鍵盤の折れた3オクターヴしか音の出ないオンボロ電気ピアノで作曲していたので)  「さすがにピアノ協奏曲を書くのだからちゃんとした鍵盤のあるピアノを買わねば!」と思い立って買ったのが……「88鍵の電子ピアノ(YAMAHAのグランタッチ)」。その楽器で最初に書いた作品がこれ。

Finale@Mac版はまだ登場したかしないかの頃で、当然ながらスコアは全部手書き(原譜は0.5ミリのシャープペンで書いたものをハードコピーしたもの)。ちなみにフルスコア版の方は既に手書き譜をスキャンしたものをPDF化し、ASKS.orchより販売されている。

Cd_memo_flora
…という昔懐かしの作品だが、数年前、押し入れの底から下書き用(&ピアニストの練習用)ピアノスコアの写しを見付け、清書する気になった。しかし、変拍子なうえ音符が細かい!のには四苦八苦。若い頃(と言っても40代)は元気だったのだなぁ…としばし遠い目になる。

校正を終えたら既出のフルスコア版と並べてASKS.orchから供給する予定。

2017年2月10日 (金)

お知らせ@出版作品一覧

AsksbsPDF版楽譜を出版して頂いている〈ASKS.orch〉に吉松作品一覧ページが出来ました。→**

交響曲第3〜6番、協奏曲8曲(ピアノリダクション版あり)、タルカス、組曲「平清盛」から室内楽曲・邦楽曲まで80曲近い充実のラインナップ!

他の出版社も含めた全出版リスト(HP内〈出版社一覧〉)はこちら→***

2017年2月 8日 (水)

ドボ8空耳

BravooFM「ブラボー!オーケストラ」2月分残り1本の収録にNHK403スタジオへ。

今回は2月19日(日)放送分で、ドヴォルザーク交響曲第8番@尾高忠明指揮東京フィル(2016年6月10日@第102回オペラシティ定期より)、およびプッチーニ:交響的奇想曲(同5月14日@第56回響の杜クラシックシリーズより)

ドヴォルザークの交響曲第8番(俗名「ドボ8」)は、一度聞くと忘れられない…というより耳に残る…というより耳にこびりつく…妖しい名曲だ。高校の時、オーケストラの先輩たちがこの曲のあちこちのメロディにヘンな替え歌を付けて歌っていて、それが耳にこびりついているせいもある。
ある意味では、名旋律の宝庫…なのだが、それが鼻歌レベルの「耳なじみの良さ」で、聞いていると誰かが必ず「♪すすめ〜青春ン〜」とか「♪コガネ虫は金持ちだ〜」とか(例の半音進行の処では)「♪鎖骨の下は胸骨〜」とか歌い出すので、ドヴォルザーク先生には本当に申し訳ないことに、もはや真面目な交響曲には聞こえない。
残念ながら一度汚染された耳はもうピュアな状態には戻らないので、もし貴方がドボ8初体験で、周りにヘンな替え歌を歌っている先輩がいたら、急いで耳を塞ぎ何も聞かなかったことにするべし。

2017年1月31日 (火)

BirdScape改訂

Bs1Cd_mimura 昨年からもぞもぞと制作していた〈バードスケイプ/BirdScape〉の改訂稿ようやく仕上がる。

33年も前(1984年)の作品ながら、昨年三村奈々恵サンにより初CD化(マリンバクリスタル)して貰ったので、何とか楽譜を残したくて頑張ってみた。…のだが随分時間がかかってしまった。

もちろんFinaleでちゃんと浄譜しようとも試みたのだが、冒頭ちょっとトライしてみただけで「あ、これは無理」と悟る(全編がカデンツァじみたデザインっぽい楽譜のせいだろうか)。結局、オリジナルの譜面をスキャンして、PhotoShopで編集&修正し、それをPDF化することにした。

校正が終わったら、ASKS経由で公開する予定。
続いて〈マリンバ協奏曲〉のリダクション版(おそらくピアノとパーカッション伴奏)も(もぞもぞと)構想中。

2017年1月18日 (水)

田園の向こうの骨笛

BravooFM番組「ブラボー!オーケストラ」2月分2本の解説収録にNHK404スタジオへ。

2月5日(日)放送分は、原田慶太楼指揮による「世界の音楽シーン from アメリカ」(2016年11月23日第70回休日の午後のコンサート)から、コープランド「庶民のファンファーレ」、ヴィグニエリ「アメリカの聖歌」、マルケス「ダンソン第2番」、ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」。

2月12日(日)放送分は、」チョン・ミュン・フン指揮の東京フィル第885オーチャード定期からベートーヴェン交響曲第6番「田園」。+ちょっと珍しいヴィラロボス「ファンタジア」(ソプラノサックス:坂東邦宣、指揮:原田慶太楼。こちらは前記の午後のコンサートから)

2001so最近読んだ人類史の本の中に、原始時代の(二足歩行を始めたばかりの)人類は弱い小動物にすぎず、猛獣の食べ残しのさらにハイエナやハゲタカの食べ残しの骨だけをしゃぶって骨髄を栄養源にして生き延びていたのでは?という記述があり興味深かった。

後に地球全土に君臨する霊長類となった我らがご先祖の姿としては黒歴史に属するが、実はこれが結構重要な行為になる。というのも、その骨髄をすすって空洞になった「骨」を吹いたら音がした…というのが「音楽」の起源のひとつなのかも知れないと思うからだ。いわゆる「骨笛」という奴である。

SF映画「2001年宇宙の旅」の冒頭では、その骨を「武器」として握りしめ、敵を叩きのめす(殺す)ことから人類の文明が始まる。でも、その骨を吹いて「楽器」にすることから文明が始まっていたら…人類の歴史はもっと美しいものになっていただろうと思わずにはいられない。

その世界では、創造主はこう唱える。

手は「武器」を持つためではなく、「楽器」を持つためにある。
そして、声はヒトを罵るためではなく「歌う」ためにあるのだ、友よ。

…「田園」を聞いていたら、一瞬そんな妄想の世界にTripしていた。

2016年12月13日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

BravooFM「ブラボー!オーケストラ」収録のためNHK 503スタジオへ。

12月18日(日)放送分は、モーツァルト:交響曲第40番(指揮:チョン・ミョンフン、第103回オペラシティ定期より)、ディヴェルティメント K.136(指揮:三ツ橋敬子、第2回平日午後のコンサートより。指揮者によるお話付き)

そして来年1月8日(日)放送分は、11月13日にNHKホールで収録された「渋谷発!オーケストラおもしろ研究所」から抜粋。中川翔子さんとの語りやクイズの部分も少し放送。グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲、伊福部昭「SF交響ファンタジー第1番」、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲(抜粋)」(p:牛田智大)、岩村力指揮東京フィル。

Oniaいつもは、狭いブースの中で独りマイクに向かってもそもそ話しているのだが、今回は広いコンサートホールでしかも子供サン相手なので「ゆっくり・はっきり…でお願いします」。これが結構難しい。頭に何か別のものをインストールする必要があるからだ。中川翔子サンはさすがにキャラクターも声も明瞭で改めて感心。あぁ、だから「タレント(才能)」と言うんだな、と今頃気付いたりする。イラスト→は来年のことを話したので笑っている鬼。

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