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お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。
  • ブラボー!オーケストラ
    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・02月05日/12日/19日

2017年2月17日 (金)

ピアノ協奏曲@ピアノスコア版

Samplemfa昨年よりモソモソとFinale化を進めていたピアノ協奏曲〈メモフローラ〉ピアノスコア版、ようやく全3楽章53ページの入力を完了。

1997年作だから、ちょうど20年前の作品。(それまで鍵盤の折れた3オクターヴしか音の出ないオンボロ電気ピアノで作曲していたので)  「さすがにピアノ協奏曲を書くのだからちゃんとした鍵盤のあるピアノを買わねば!」と思い立って買ったのが……「88鍵の電子ピアノ(YAMAHAのグランタッチ)」。その楽器で最初に書いた作品がこれ。

Finale@Mac版はまだ登場したかしないかの頃で、当然ながらスコアは全部手書き(原譜は0.5ミリのシャープペンで書いたものをハードコピーしたもの)。ちなみにフルスコア版の方は既に手書き譜をスキャンしたものをPDF化し、ASKS.orchより販売されている。

Cd_memo_flora
…という昔懐かしの作品だが、数年前、押し入れの底から下書き用(&ピアニストの練習用)ピアノスコアの写しを見付け、清書する気になった。しかし、変拍子なうえ音符が細かい!のには四苦八苦。若い頃(と言っても40代)は元気だったのだなぁ…としばし遠い目になる。

校正を終えたら既出のフルスコア版と並べてASKS.orchから供給する予定。

2017年2月10日 (金)

お知らせ@出版作品一覧

AsksbsPDF版楽譜を出版して頂いている〈ASKS.orch〉に吉松作品一覧ページが出来ました。→**

交響曲第3〜6番、協奏曲8曲(ピアノリダクション版あり)、タルカス、組曲「平清盛」から室内楽曲・邦楽曲まで80曲近い充実のラインナップ!

他の出版社も含めた全出版リスト(HP内〈出版社一覧〉)はこちら→***

2017年2月 8日 (水)

ドボ8空耳

BravooFM「ブラボー!オーケストラ」2月分残り1本の収録にNHK403スタジオへ。

今回は2月19日(日)放送分で、ドヴォルザーク交響曲第8番@尾高忠明指揮東京フィル(2016年6月10日@第102回オペラシティ定期より)、およびプッチーニ:交響的奇想曲(同5月14日@第56回響の杜クラシックシリーズより)

ドヴォルザークの交響曲第8番(俗名「ドボ8」)は、一度聞くと忘れられない…というより耳に残る…というより耳にこびりつく…妖しい名曲だ。高校の時、オーケストラの先輩たちがこの曲のあちこちのメロディにヘンな替え歌を付けて歌っていて、それが耳にこびりついているせいもある。
ある意味では、名旋律の宝庫…なのだが、それが鼻歌レベルの「耳なじみの良さ」で、聞いていると誰かが必ず「♪すすめ〜青春ン〜」とか「♪コガネ虫は金持ちだ〜」とか(例の半音進行の処では)「♪鎖骨の下は胸骨〜」とか歌い出すので、ドヴォルザーク先生には本当に申し訳ないことに、もはや真面目な交響曲には聞こえない。
残念ながら一度汚染された耳はもうピュアな状態には戻らないので、もし貴方がドボ8初体験で、周りにヘンな替え歌を歌っている先輩がいたら、急いで耳を塞ぎ何も聞かなかったことにするべし。

2017年1月31日 (火)

BirdScape改訂

Bs1Cd_mimura 昨年からもぞもぞと制作していた〈バードスケイプ/BirdScape〉の改訂稿ようやく仕上がる。

33年も前(1984年)の作品ながら、昨年三村奈々恵サンにより初CD化(マリンバクリスタル)して貰ったので、何とか楽譜を残したくて頑張ってみた。…のだが随分時間がかかってしまった。

もちろんFinaleでちゃんと浄譜しようとも試みたのだが、冒頭ちょっとトライしてみただけで「あ、これは無理」と悟る(全編がカデンツァじみたデザインっぽい楽譜のせいだろうか)。結局、オリジナルの譜面をスキャンして、PhotoShopで編集&修正し、それをPDF化することにした。

校正が終わったら、ASKS経由で公開する予定。
続いて〈マリンバ協奏曲〉のリダクション版(おそらくピアノとパーカッション伴奏)も(もぞもぞと)構想中。

2017年1月18日 (水)

田園の向こうの骨笛

BravooFM番組「ブラボー!オーケストラ」2月分2本の解説収録にNHK404スタジオへ。

2月5日(日)放送分は、原田慶太楼指揮による「世界の音楽シーン from アメリカ」(2016年11月23日第70回休日の午後のコンサート)から、コープランド「庶民のファンファーレ」、ヴィグニエリ「アメリカの聖歌」、マルケス「ダンソン第2番」、ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」。

2月12日(日)放送分は、」チョン・ミュン・フン指揮の東京フィル第885オーチャード定期からベートーヴェン交響曲第6番「田園」。+ちょっと珍しいヴィラロボス「ファンタジア」(ソプラノサックス:坂東邦宣、指揮:原田慶太楼。こちらは前記の午後のコンサートから)

2001so最近読んだ人類史の本の中に、原始時代の(二足歩行を始めたばかりの)人類は弱い小動物にすぎず、猛獣の食べ残しのさらにハイエナやハゲタカの食べ残しの骨だけをしゃぶって骨髄を栄養源にして生き延びていたのでは?という記述があり興味深かった。

後に地球全土に君臨する霊長類となった我らがご先祖の姿としては黒歴史に属するが、実はこれが結構重要な行為になる。というのも、その骨髄をすすって空洞になった「骨」を吹いたら音がした…というのが「音楽」の起源のひとつなのかも知れないと思うからだ。いわゆる「骨笛」という奴である。

SF映画「2001年宇宙の旅」の冒頭では、その骨を「武器」として握りしめ、敵を叩きのめす(殺す)ことから人類の文明が始まる。でも、その骨を吹いて「楽器」にすることから文明が始まっていたら…人類の歴史はもっと美しいものになっていただろうと思わずにはいられない。

その世界では、創造主はこう唱える。

手は「武器」を持つためではなく、「楽器」を持つためにある。
そして、声はヒトを罵るためではなく「歌う」ためにあるのだ、友よ。

…「田園」を聞いていたら、一瞬そんな妄想の世界にTripしていた。

2016年12月13日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

BravooFM「ブラボー!オーケストラ」収録のためNHK 503スタジオへ。

12月18日(日)放送分は、モーツァルト:交響曲第40番(指揮:チョン・ミョンフン、第103回オペラシティ定期より)、ディヴェルティメント K.136(指揮:三ツ橋敬子、第2回平日午後のコンサートより。指揮者によるお話付き)

そして来年1月8日(日)放送分は、11月13日にNHKホールで収録された「渋谷発!オーケストラおもしろ研究所」から抜粋。中川翔子さんとの語りやクイズの部分も少し放送。グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲、伊福部昭「SF交響ファンタジー第1番」、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲(抜粋)」(p:牛田智大)、岩村力指揮東京フィル。

Oniaいつもは、狭いブースの中で独りマイクに向かってもそもそ話しているのだが、今回は広いコンサートホールでしかも子供サン相手なので「ゆっくり・はっきり…でお願いします」。これが結構難しい。頭に何か別のものをインストールする必要があるからだ。中川翔子サンはさすがにキャラクターも声も明瞭で改めて感心。あぁ、だから「タレント(才能)」と言うんだな、と今頃気付いたりする。イラスト→は来年のことを話したので笑っている鬼。

2016年12月 9日 (金)

スコア仕上げ

Scoredec_2頼まれものの編曲スコア完成。

40段近い大編成ではあるものの、A4でプリントアウトすればごく普通サイズになるので、あまり「巨大」な感じはしない。

ただし、このサイズでは音符が小さく細かくなりすぎて、自分の目でのチェックは不可能(ちなみに30段以上なら普通はB4サイズ。もしくはA3くらいの大きさになる)。なので、モニター上でスコアを拡大して、楽器や記号の細部の記載事項を確認することに…。

結局、モニターで「OK」となった楽譜を紙に印刷し、それを見て「ここはちょっと」という箇所を修正してふたたびモニターに戻し、また確認のためにプリントし…の繰り返し。手書き時代の小さな細かい音符のスコアだったら、虫眼鏡出したり老眼鏡磨いたり大騒ぎな処だ。

ちなみに、作業中、Finale、Sibeliusに続いて、Doricoという楽譜作成ソフトが登場したようだ。もちろん触手が動かないではないが、さすがにこの歳で新車に乗り換える元気はない。(アクセルとブレーキを踏み違えそうだし)

2016年12月 1日 (木)

40段スコアの日々

Score40_3 ひさしぶりに大型のスコアを書いている。

とは言っても新作ではなく、ニューイヤーコンサートのフィナーレで演奏する某名曲の5分ほどの頼まれものアレンジ。「その日の舞台に登場した歌手や演奏家が最後に全員で演奏できるように」…という注文なので、ソプラノ・テノール・ヴァイオリン・チェロ・ピアノ・合唱それにハープやチェレスタが加わる3管編成フルオーケストラ…というなかなかにとんでもない巨大編成である。

全部を縦に並べると五線が34段。楽器群の区切りの空段を加えると全40段ほど必要なので、昔の手書き時代だったら、まず40段以上の巨大五線譜を手に入れ(もちろん専門店でないと手に入らない)、そこに上から下までパートに合わせた小節線を書き込むところから始まる大仕事だ。

なにしろオーケストラともなると1小節4/4で音符4つとは限らず、小節は決して均等な幅ではない。十六分音符の刻みとか装飾音とかが加われば、1頁が4小節だったり9小節だったり小節の幅はころころ変わる。さらに3/4だの5/4だの変拍子が混じれば、拍に合わせて小節の幅を計算する必要がある。なので、途中で音を書き加えたり変更したりしようものなら、上から下まで全40段、線引きからやり直さなければならない(しかも40段近いスコアは大きすぎて普通の机には乗らず、製図台のような特殊なデスクが必要になる)。これが結構大変な作業であり、「あぁ、小節線だけ引いてくれる無給の助手がいてくれたらなぁ」と何度思ったか知れない。

・・・のだが、今はしれっとMac & Finaleがやってくれる。おかげで老眼と腰痛の隠居老人でもパソコンで巨大スコアが書けるわけだが、若い頃こんな便利なものがあったら人間がダメになっていたと思わないでもない。今はもう「ダメになっている」ので全く問題はないわけだが…。

2016年11月24日 (木)

ブラボー!オーケストラ12月分収録

Dvorakbeethoven東京で11月としては54年ぶりの雪が降りしきる中、NHK 403スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」12月分2本の収録。

12月4日(日)放送分は、ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」とチェロ協奏曲(vc:岡本侑也)。尾高忠明指揮東京フィル(6月10日@第102回オペラシティ定期より)

12月11日(日)放送分は、ベートーヴェン:交響曲第5番〈運命〉、ヴェルディ「マクベス」から舞曲、序曲「ルイザ・ミラー」。バッティストーニ指揮東京フィル(10月9日@第105回オペラシティ定期より)

2016年10月27日 (木)

ブラボー!オーケストラ収録

Jupitera

NHK 403スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」11月分2本の収録。

11月6日(日)放送分は、モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(指揮:三ツ橋敬子。第2回平日の午後のコンサートより)、ホルスト:組曲「惑星」より「木星(ジュピター)」・ワーグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(指揮:D.エッティンガー)…ジュピターとハ長調つながりの輝かしい曲3題。

11月13日(日)放送分は、ベートーヴェン:交響曲第7番(指揮:ミョンフン。第885回オーチャード定期より)、ロッシーニ歌劇「ウィリアムテル」序曲(指揮:バッティストーニ)。演奏:東京フィル。…こちらは疾走感とリズム感が心地よい名品2題。

           *

収録前、来年のニューイヤーコンサートの件でもちょっと打合せ。ちょっとしたアレンジスコアを書かなければならない…という話で真っ先に心配になったのは、肘の神経痛より「Finaleが大丈夫かどうか?」という点。現在使っているFinale2014dは最新のOSX Sierraで今のところ無事に動いては居るが、改良版の筈の英語版Finale v25は10.12.1で早速クラッシュしているらしく「MACと相性がいい」という神話は崩壊しつつある。(ちなみにSibeliusの方は8.4.2でSierraに順応済とのこと)。世界中でプロが毎日(〆切に追われて)使っているだろうに、ロシアンルーレットみたいな不思議なソフトである。

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