Finaleのコーダ
Windowsが開発と供給を終了し
あとはMacを使ってください
…と言い出したら
世界にどのくらいの影響があるのだろう
(私は昔からMacなのでほとんど関係ないけれど
これを機にパソコンをやめる人も出そうな気がする)
Windowsが開発と供給を終了し
あとはMacを使ってください
…と言い出したら
世界にどのくらいの影響があるのだろう
(私は昔からMacなのでほとんど関係ないけれど
これを機にパソコンをやめる人も出そうな気がする)
むかし、「どうして女性はハンドバッグや靴をいくつも買うの?一つあれば足りるのに」と言ったところ、「どうして男はパソコンや車を何台も買うの?一台あれば足りるのに」と返され…「なるほど」と納得。
私も、現在デスクトップに3台並べているが、左はIntelプロセッサの旧MacBook(動画や音楽&古いアプリ用)、右はシリコンのiMac(メールやカレンダー&ネット閲覧用)、中央は最新のM2チップのMacMini(メイン作業用)。
3台あるiPadは、13インチが映画や動画鑑賞用、11インチがメイン&携帯用、9インチが読書用。仕事もしていないのになぜかどれもフル稼働している(笑。
長らくADSLだった実家に(遅まきながら)ようやく光回線がやって来た。
もといた仕事場のマンションは光回線だったので、特にびっくりするような変化というわけではないが、PC経由で見る4K高画質の画像はやはり美しい。観光地をぶらぶら歩いたり自然の風景をドローン撮影したりするというような何の変哲もない動画にひたすら見入ってしまう。
ただ、老眼で現実世界はどんどん見え辛くなっているのに、PCの画面でここまで鮮明な景色が見られるというのは、脳にとって良いのだろうか?それとも悪いのだろうか?(それに、これに慣れてしまうと標準画質の映像がピンボケに見えてくるのも気になる)
とは言え、旅どころか外出もままならない薄暗闇の時代に差した一条の光…であることは確か。技術の進歩に感謝。
むかしから、音楽とかメカの名前を覚えるのは好きだったが、植物の名前だけは苦手だった。零戦・隼・紫電改とかF86F・F104(戦闘機)などはすらすら出て来るのに、花の名前となると薔薇とチューリップが見分けられる程度。
一方、母と妹は全く逆で、道ばたに咲いている花とかテレビでチラッと映った植物でも「あれはXXX」「こっちは○○○」とすらすら出て来る。親子でこうも違うものかと首をかしげるが、まあ、こちらは一生花の名前などとは無縁だろうと思ってきた。
…のだが、最近、PictureThisというアプリを手に入れた。iPhoneに入れて植物や花あるいは樹木をカメラで撮ると、その名前(和名・学名)を教えてくれる。
試しに家の中にある(名前の分からない)鉢植えを撮ってみると、ポトス・アンセリウム・ドラセナスルクロサなどという名前がすらすら出て来る上に、分類・特徴・花言葉・育て方などの説明のほか「水不足で葉が黄ばんでいます」というアドバイスまでくれる。
先日も、京都で花見をしつつ「これは?」とカメラを向けると、サトザクラ・エゾヤマザクラ・オオシマザクラ・モモ…などさらさら出て来て感動。もしかしたら68年の人生でもっとも画期的な知的衝撃?かも知れない。
iPhone本体にカード決済のSuicaカードを登録しておいて、ペアリングしたWatchで支払う仕組みだが、交通機関(電車やバスからタクシーまで)はほぼすべて時計を嵌めた腕をかざすだけで乗れるので便利きわまりない。
…のだが、先日初めてトラブルに見舞われた。駅の改札を出て気が付くとSuicaのペンギンの上に「赤いびっくりマーク」が付いていて「入金(チャージ)の際に処理が正常に終了していませんでしたので復旧処理を行います(1050」という表示。
ところが表示通りに処理を試みても「出来ませんでした。安定した通信環境でもう一度処理して下さい(2040)」と繰り返され堂々巡り。再起動しても状況の改善はなく、30分近く無駄に時間を潰してしまった。(改札を出てからだったのでまだよかったが、出る前だったらその間、駅から出られなくなる可能性もあったわけだ)。結局、その日はSuicaを使わずに家に戻ることになった。
翌日、ネットで色々調べて試行錯誤した挙げ句、駅構内でこのトラブルになるというのは、改札で読み取りミスがあった可能性が高いようで、端末をヘルプモードにして駅員さんに渡して処理して貰うのが正解らしい。(実際、回復したあと利用履歴を見ると、その一回分の運賃¥126が加算されていなかった)。結局、Watchの方をヘルプモードにし、iPhone共々アプリを停止し再起動を繰り返すうち何とか元に戻った。
どんな便利なモノも「100%信頼できるわけではない」という当たり前のことを改めて思い知らされたわけだが、逆に言えば1年半もの間無事に使えたことに感謝すべきなのかも知れない。(しかし、私は個人的にこういうモノが好きな理系老人なので楽しくてしょうがないのだが、文系老人にとってはサッパリわけが分からない困った世界になりつつあるのだろうなぁ…)
新しいMac Proが登場した(…正確には、登場しました!というメールがAppleから届いた)。
ベーシックなタイプで3.5GHZ 8コア/メモリ32GB、オプションなしで軽く60万はするモンスターマシンだが…、そう言えば、私が30年前(1987年)に最初に買った初代 Apple Macintosh plus(8MHz/メモリ1MB)も…確か(秋葉原で)60万以上した。おまけにプリンター(ImegeWriter)とかHDドライヴ、モデム、そしてソフト(ワープロ、図面、計算、通信など)を加えて最低限仕事が出来るようなセットを組むと…120万くらいした記憶がある。
大してお金もないのに大枚はたいて無理して買ったのは、「車を買うくらいの値段(当時は60万前後あれば国産の大衆車が買えた)でコンピュータが買えるなんて!」と狂喜したからで、今で言うなら都心で2LDKの新築マンションが120万!というのと同じ感覚だろうか。当時はとにかく夢のように「安い!」と思ったのだ(笑。
まあ、既にリタイアした身としては、もはやこんなオーバースペックな機械は要らないが(…と言いながら頭のどこかに「欲しい」と駄々をこねている理系小僧が居るのだけれど)、交響曲を書くAIを仕込んでぐりぐり稼働させ、ハイドン並みの数を無駄に量産してみたら面白かろうとも思う。
昔(…以前にも書いた気がするが)とある女性に「なんで男ってそんなに新しいパソコンが欲しいの?一台あれば充分じゃない!」と言われ、「女性が新しいハンドバッグや服や靴が欲しいのと同じじゃないかな。一つあれば充分なのに!」と言ったら口をきいてくれなくなったことがある(笑
今回も、本体にディスプレイ(ProDisplay XDR:32インチRetina6K。60万)を付けると120万。なんというか…デジャヴ?
新OSとは関係ないが、モデリングで愛用しているPoserというソフトの認証不具合に関する顛末のご報告。
使っているのはPoser pro 11(最新版…とは言っても2016年発売の日本語版)なのだが、これが数週間前からいきなり起動しなくなった。このソフトは、有効なシリアルナンバー(XN...という27桁)を購入し、それを入力してアクティベート(認証による有効化)する方式。購入してから数年間普通に使っていたのが、この度いきなりLicense Serverを名乗るウィンドウが開き「このライセンスは無効です」という可愛くない表示が出て起動できなくなった…というのが事の始まり。
ネットで同じ不具合の報告を探すも、あんまり使っている人がいないのか(笑)、あるいは不具合が起きるのは稀なのか、ほとんど見当たらない。とにかく日本語版購入元のイーフロンティア、開発元のSmithMicroに問い合わせつつ、ソフトの再ダウンロードや再アクティベートなどを試みるうち、問題がこの「Lisence Server」にあるらしいことが何となく分かってきた。つまり開発元がこの新しいサーバーに世界中のユーザーの認証キーを移行して管理しようとしたものの、幾つかを移行し忘れたかあるいは全部を移行し切れていないため現時点で「有効」になっていない…というわけだ。
結局、日本版のサポートセンターにその旨を伝えて確認してもらったところ、どうやらこれが正解だったようで、開発元に連絡して認証キーを有効にして貰い、無事稼働するようになった。・・・というのが今回の顛末。もし同じようなトラブルに見舞われてる方が居られたらとご参考まで。
・・・思えば、昔はソフトにプロテクトをかける…などという発想も技術もなく、複製や改変し放題だった。それがコンピュータの普及や進化を促進した一面も否定できないが、それではソフトを開発制作する側がたまらないわけで、やがて勝手に複製できないようにパスワードだの認証だのアクティベートだのの技術が開発されて現在に至っている。それはそれで素晴らしいことなのだが、不当にソフトを使う人を強固にブロックするシステムというのは、今回のように何かの拍子に正当なユーザーをブロックしてしまうこともあるわけで。(古くはロボットの反乱などというイメージもあったように)思いもかけない原因でPCやAIで制御しているすべてのものが動かなくなる可能性がゼロではないということだ。…うーん、キャッシュレスが信用できなくて現金を持ち歩く人の気持ちも分からないではないような気がしてくる。
Mac 新しいOS Catalina(10.15)にアップデート。
システムが新しくなると、古くからのMac使いとして最も気になるのは…新しい機能より何より…「使えないソフトがどのくらい出て来るか」(何しろ漢字Talkからの古い付き合い。OS8/9とかXになったときの悪夢がいつもフラッシュバックするのである)
今回の新OSから全てが64bit対応になり、古い32bitのものは使えなくなる。…ということは随分前から聞いていたので、いろいろ調整済みだったせいか特に想定外の問題はなし。それでも、使い込んだComicStudioとかScanSnapなどなど古いソフトがぞろぞろと押し入れ行き。使用不可のアプリケーションのアイコンの上に無慈悲に「X」マークが付いているのがちょっと悲しい。
追記:今回はメインマシンのiMacに最初にダウンロードしたのだが、インストールに長時間かかった上、そのあとも延々3時間以上「設定中」と出たまま画面が動かず音沙汰無し。結局我慢しきれず強制終了&再起動してしまった。MAILほか幾つかの設定が残務処理みたいに残ったものの、なんとかちゃんと新OSで起動したので、あのままもう何時間か待つのが良かったのか、単なるフリーズ状態だったのか、良く分からない。これからインストールされる方はご注意を。
人の顔を覚えるのが苦手な質(たち)なので、昨今の顔認識システムの進化と普及にはしみじみ感心してしまう。
生体認証は(昔からお馴染みの)「指紋」で決まりかと思っていたら、いつのまにか虹彩や声紋など非接触型の方向で技術は進み、気が付くと「当人は何もせずカメラが勝手に人相を照合して本人確認をする」ことが可能になってしまった。しかも単に顔の輪郭や目鼻の位置という2D情報だけでなく、顔の凹凸から表情の変化まで含めた3D情報での認識なので、変装も顔マネ?も通用せず、本人を確定する精度は99.2%ほどなのだそうだ。これでカードも印鑑もサインもパスワードもお金も必要なくなり、買い物も食事も「顔パス」で「ツケといて」が普通になるのだろうか。
さらに、駅や店や銀行や交通機関など全ての場所にこの顔認識システムが導入されれば(中国などはほぼ実現しているそうだが)、世の中に不審者はいなくなり、身元を隠して行われる犯罪はほぼ不可能になる。個人的にもiPhoneなどに標準装備されて、道で人にバッタリ会って誰だか分からないとき「XXさんです、△△出版の」などと教えてくれると至極便利なような気がする。
…が、そうすると今度は、道ですれ違う女のコの名前と電話番号を片っ端からコレクションする輩が出て来そうだから、これは技術的に可能でも現実的/倫理的にはNGだろうか。いや、同時に女性側にも相手のデータが伝わり一方的なプライバシー侵害は出来ない(いわば双方向の情報交換になる)のでOKのような気もしないでもない。確かに、権力者やハッカーだけが一方的に知らない間に個人情報を握る…という(典型的なディストピアのような)ビジョンは怖いが、全市民がお互い全市民の情報を共有する…というのはどうなのだろう。個人の意識や常識が付いていけるかどうか分からないが、新しい世界のスタイルとして有り得なくもないような気がする。
テクノロジー/セキュリティ/プライバシーが、リズム/メロディ/ハーモニーのように調和する未来。さて、人間はそんな世界を手にすることが出来るのだろうか。
楽譜ソフトFinaleが新しい版(ver.26)にバージョンアップした。